大船渡市大船渡町茶屋前
昭和24~30年頃 ガラス乾板12×16.5cm
中央マーケットは昭和50年代まで大船渡駅前通りにあった商店街です。その前身は終戦直後にできた引揚者による市場で、1階が店舗、2階が住居の建物が立ち並び、青果店や鮮魚店、飲食店、理髪店などが多くの人で賑わっていました。
『中央マーケット』の名称は昭和24年、大船渡臨港線開通時の写真から見ることができます。





看板の文字は、向かって左側から「菓子と果物 □□ □□ お土産用品 ふじ屋商店」「化粧品 洋品 □□ ヒラヤマ マツダランプ ※1 代理店」「おかずの店 千田食品店」「衣類 和服 洋服 吉成」「鮮魚 精肉 志田精」「貸本 売本 古本 買入 新星堂」「趣味と實用のお履物 マルヨ履物店」「鮮魚 乾物 海産物加工品 志田商店」「大衆食堂 すずらん」




向かって左から、「ふじ屋商店」「精肉 米久」「おかずと調味料 千田食品店」「吉成衣料 背廣」「鮮魚 志田精商店」「玩具 古本 果物 菓子」「マルヨ履物店」「志田商店」「□□ □□ □□」「大衆食堂」。




※ 本記録は、佐藤写真館所蔵のガラス乾板を高解像度でスキャンし、看板文字についてはできる限り忠実に転記したものです。読み取りには限界があるため、一部に不明瞭・判読不能な箇所(□)があります。誤記・補足情報等ございましたら、どうぞお知らせください。
写真に写っているお店をご存知の方、記憶にある方がいらっしゃいましたら、ぜひお話をお聞かせください。
参考文献
- 大船渡まちなか昭和史研究会「大船渡まちなか昭和史―渋沢栄一も夢見た大船渡の発展―」イー・ピックス 2021年
- 『マツダランプ』は、戦前から昭和後期にかけて広く使われた白熱電球・蛍光灯のブランドで、東芝(旧:東京電気)が製造していました。自動車メーカーのマツダとは無関係ですが、マツダ(Mazda)という名称が古代ペルシアの宗教「ゾロアスター教」の神「アフラ・マズダー(Ahura Mazda)」に由来するのは共通。[↩]